逆光のなかの西新町再開発

 音楽ホールができるとまちが活性化されるのではない。新しい建物ができると、住む人の文化が向上するのでもない。イパネマの娘が海岸をあるいているのをカフェで日がなゆったりまったり見ていた音楽家のなかからサンバを革新したボサノバが生まれ世界の文化となったように。水と緑と大地の地域にしみこんだ阿波踊りやよしこのや、芸事を愛する風土の中の言葉や思い出やふるまいに、あたらしい文化の生まれる土壌があるのだ。箱もの建設や国民文化祭なる広告代理店主導の「文化」のおしつけにはうんざりだ。
 ましてや、巨額の財政赤字に喘ぎ「夕張化」目前の市の状況のなかで、観光資源としてがぜん注目されてきた眉山の景観を従来の半分にきりきざもうとしている。生活するひとに眉山との方向性や距離感で日々こころに安定をあたえてきた、このみどりのうつくしい悠然としたうるおいある聖なる景色を、いったいどうしようというのだろうか。
 写真は、いまの新町橋と、再開発後の完成予想図。まるで夕陽の逆光を浴び、眉山をおおいかくし真のひとびとの紡ぐ文化を圧殺する意図をもった、墓銘碑、墓石の集合体にみえてしまうのは、私たちだけだろうか。
 デザイン委員会で景観をコントロールすると答弁するが、じっさいはこれまでそんなことができたことはない。せめて、建築物の凶悪さを反省して地中にたてものをうめこんだいるいまの安藤忠雄さんにやってもらいたいものだ。
 ここの道は、聖なる眉山を詣でる、表参道だから。。。西新町ヒルズなら賛成だ。
 怒る「3Bの鉛筆」79.1メガ土曜日午後8-9時、徳島エリア26万人に訴えます。
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2007年09月23日 00:31
たしかに。高校卒業以来もう何十年も徳島には住んでいないものの。今年の1月だったか帰省したとき、駅前ビルで眉山の姿ががさえぎられたのを残念に思いました。
まさを
2007年09月24日 11:27
せっかくいい山があるのに。中高校時代、西向きの窓から夕映えの眉山を長いこと眺めてすごした時間がありました。いまでも次第に闇に包まれてゆく眉山の姿を思い出します。あまたある悪例から学んでほしいものですね。
2007年09月25日 13:47
遠くでトーク、という徳島新聞の県出身者へのインタビューがありますが、吉野川と眉山はよくでてきますよね。地元を理解しないで乱暴な机上の空論をたてる国交省(独立行政法人 都市再生機構(旧住宅公団))が、県市の役人と謀かって、第十につづき、徳島の聖地をまたしても冒そうとしているみたいです。もっとオーダーメイドなまちづくりをかんがえてほしいものだ。

この記事へのトラックバック