天空のアシュラ

 東京はじめ各都市で興福寺の「阿修羅」像の展覧会が評判だ。
 
 アシュラは、もともとチグリスユーフラテス文明の大麦を栽培した農耕文明の発祥の地で、麦の神様である太陽神として信仰されていた。日本の稲の神様がアマテラスオオミカミであるように。農作物は、太陽エネルギーが物質化したものと考えられてきた。それがペルシャ国家では、アフラ・マツダとなる。アフラとは、オーラの泉のオーラであり、マツダは、賢者、神様という意味だ。
 
 その後遊牧民のアーリア人が侵入し、ペルシャ人に農耕をおしえてもらうなど混交してゆく。アーリア人の神は、カミナリを神格化したインドラとなり、原住民(ドラヴィダ族)の神はアシュラとして、ヴェーダの神話の世界で両者は争闘を繰り広げることとなる。

 肌の色が黒く髪の毛が巻いているアフリカ伝来の種族の一つがシャカ族である。父の名前は、浄飯王というふうに、農耕文明の色彩が強い名前を名のっている。ゴータマとは、牛をもち鋤で引くものの意味である。仏教になると、阿修羅は戦いに飽きて仏教を守護するものとしてかんがえられ、のちに密教では、この太陽族は、バイローチャナ、毘盧遮那仏、大日如来とし、悟り本体として教えの中心に位置するようになる。
 
 展覧会の阿修羅像は、古代天皇家の抗争でなくなった皇太子の鎮魂のためにつくられたともいう。
 
 太陽信仰は樹木信仰にも変化し、森や水、蛇などを信仰する。一神教である遊牧民の宗教は、その多様な神話の世界や生活を破壊し、都市文明をつくりだしてきた。

 そういう意味で、中国のチベット、ウイグル地区への進出も民族の移動の流れにあり、近代の歴史においても、アメリカのインディアンへの侵略など、アーリア人のインドイランアジアヨーロッパへの侵入は、つい最近までつづいてるのだろう。後代の歴史書にはそう記されるのではないだろうか。

 きょう土曜日は、小松島市のステーションパークで、夜市「ヨルイチピカイチ」が1周年のイベントを行う。日曜日は国際交流の外国人参加の阿波踊り。月曜日は花火大会。両日とも、赤石の港で、輸送船というか戦車10台とヘリ、ホバークラフトもつめる航空母艦のような「おおすみ」の公開あり。必見!
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B3%B6%E3%80%80%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%80%80%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF&sll=36.5626,136.362305&sspn=64.621217,60.996094&ie=UTF8&z=15&iwloc=B
 
 音楽は、ウエスモンゴメリー特集。バロック調の曲想にのせて色彩豊かなジャズギター。「グリーンスリーブス」「フライミーツーザムーン」「イエスタデー」「アイルビーバック」「スカボロフェアー」「花はどこ行った」です。
 
 オープニングとエンディングは、ユアソングイズグッドとバードの「クラブトロピカーナ」。カンノヨウコ「AI戦隊タチコマンズ」です。

 人に行動をおこさせるものが真実だ。道に落ちているお金でなく、這っている昆虫が真実なのだ(養老孟司曖昧引用)。戦後最悪の恐慌のいま、日々の生活をたしかめてみませんか。音楽ファッション政治経済趣味雑学の猛暑到来。おとなのクールでホットで上質な?会話がたのしいエフエムビザン79.1メガ、土曜日午後8-9時の「3Bの鉛筆」です。

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この記事へのコメント

モスラ
2009年07月19日 09:41
以前、話題に出たミトラス神ですね。
阿弥陀さまも、毘沙門天も、ルーツは同じと聞きました。
ヨーロッパに伝えたのは、
ローマの奴隷として連れて来られた海賊だったという説が有力です。
それが、一時は、ローマの国教となり、
皇帝たちも信仰していたというのですから、不思議ですね。
ミトラスに欠かせないものは、牛です。
放牧民は、動物を神に犠牲として捧げます。
農耕の民は、穀物を捧げますが、
その穀物も、元を糺せば、大宜都比賣の身体から生まれたもの。
神話ですけれど。

天空のアシュラって、なんだか、かっこいいですね。笑
tenjinbo
2009年07月21日 09:14
宮坂宥勝先生の「仏教の起源」によると、お釈迦様は六師外道たちから、
【幻化師=マーヤーを見せて人を幻惑させる者】として畏怖されていた
ようです。「ゴータマのマーヤーには気をつけろ!」というように。
実際にお釈迦様のマーヤーにひっかかって、仏弟子になってしまった
外道の弟子たちもいたようです。^_^;

同書によると、【マーヤーの力】はもともと古い神であるアスラの
オハコでありまして、その力の秘密は新しい神であるデーヴァには
漏らされることなく伝承されていたのですが、インドラの策略により、
その力の秘密を盗まれてしまい、デーヴァに伝わることになったよう
なのです。
モスラ
2009年07月22日 14:44
サタンが、もともと“神に逆らう者”の意味だったように、
外道も、本来はお釈迦さまとは違った教えを説く方たちのことですよね?

仏弟子になった外道の弟子…舎利子のことでしょうか?

マーヤーというのは、初めて聞きました。
面白そうなお話…続きは、いかに?
(おばちゃんという生き物は、好奇心の塊です。)

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