山梨のボジョレは一升瓶?

 四国のお遍路でしか味わえないのが「お接待」の風習だ。おたがいに拝み合って、じぶんのものを提供する。仏教で言う布施の精神である。1200年もの間、弘法大師さんがへき地で修行を積み、お寺をつくり、その四国という地域に「お接待」がつづけられているということは、希有のことだ。日本いや世界でダイヤモンドのようにかがやいているのではないでしょうか。

 タイビルマセイロンなど南方仏教では最低限の衣服に身を包み、たべるのも午前中だけで、托鉢「お接待」したものだけで生活している。釈迦のときとおなじ悟りを開く修行のための生活だ。

 中国から日本へ渡った北方の仏教は、寒さによって衣服をよぶんに着たりして形態も変化した。しかし仏教はカースト制度の階級制を否定し。生まれによって人間の値打ちはかわらない平等をとなえた。そのお釈迦さんの精神は受けついでいかねばならない。

 12歳の中学生のときより、高野山の仏門にはいった。山梨から1昼夜かかって蒸気機関車、南海電車をのりついで、女人堂をへて、山内にはいったことはいまでもありありとおぼえています。中の橋から西へはお寺が123軒、家が400軒、東の奥の院までに、お墓が20万基。杉の大木に霧が漂うとき、永遠の時間がある浄土はここかとおもいました。

 しかしお寺の生活はつらい。浪切不動尊のある南院でした。朝は4時に起きて、ロウソクや線香に火をつけたり、朝の準備をする。大きな玄関戸をあけるのも力足りず、しもやけをたくさんこしらえては近所のみなさんに優しい言葉をかけてもらいました。あまりにもつらくて草取りの格好で長靴はいてふるさとの山梨に逃げ帰りましたが、父親にすぐもどされてしまいました。

 以来高野山で23年生活し、その後ふるさとにかえって町役場で社会教育に従事し、このとし、78歳になります。いまはこれまでのご恩返しに、全国をまわって、この身この世で仏さんになれるのだという即身成仏のお大師さんの教えを説いて、みなさんのしあわせを念じておるところでございます。合掌。

 高野山本山布教師 山梨県西八代郡 河西密雄 僧正さんのおはなしでした。

 きょうは宗教のお話の時間なので、音楽はありません。

 オープニングとエンディングは、ユア・ソング・イズ・グッドとバードの「クラブトロピカーナ」。カンノヨウコ「AI戦隊タチコマンズ」です。

 人に行動をおこさせるものが真実だ。道に落ちているお金でなく、這っている昆虫が真実なのだ(養老孟司曖昧引用)。戦後最悪の恐慌のいま、日々の生活をたしかめてみませんか。音楽ファッション政治経済趣味雑学の天高し。おとなのクールでホットで上質な?会話がたのしいエフエムビザン79.1メガ、土曜日午後8-9時の「3Bの鉛筆」です。

 
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この記事へのコメント

にい
2009年11月21日 18:13
>河西密雄 僧正

私が居候していた山内寺院に息子さんがいました。
「山梨のボジョレは一升瓶?」について
2009年11月21日 21:55
大学生時代、コンビニで売っていた一升瓶のワイン。。

安くて、量のある、ビックリサイズ!

おせわになりました。

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