いきもの多様性

 徳島の水辺に水ガキをみなくなった。川や池であそぶこどもたちだ。昆虫や魚など採集し自然のなかであそぶことで自然の叡智を身につけ、いきもののいのちのたいせつさを知る。切り身のかたちがふぞろいだとクレームを付ける人がいるのだという。魚は切り身でおよいでいてスーパーでならんでいるのではない。漁師さんだけではない。きれいな大気や水や大地、いきものや植物がそだつゆたかな自然がなければ、にんげんは一日たりとも生きて行けない。311はそれを痛切に気づかせてくれた。

 食材の豊かさは、電気や燃料が供給され物資が配送され流通する巨大なインフラがあって、他の地域の資源をもってくることで可能となっているのだが、ひとたびとぎれると、都会のみならず地方も生きていけなくなる。そのとき、わきみずや薪など生きて行くための根底となる材料があれば助かる。山川や海にも食材がある。防災のセーフティネットとして、いきもの多様性をかんがえるときだ。札束をつんでも、黄金をしきつめても、森や川や海のめぐみがなければ、たべられず、いきていくことができない。

 近代化とは合理化であり単純化であった。工場で加工し大量生産し、大量消費を普及させることによって、資本主義は世界をおおいつくし、市場原理は、地域固有のいきものや人の生き方の特性を否定し破壊することになった。18世紀のダーウインの進化論は、植民地化政策の進展によりそい、何千万種類といわれるいきものの発見であったが、同時に人といきものが消えていく過程だった。生き物がつくりだしてくれた大気や化石燃料を人類は消費しつづけて、人類の利便性の追求による地球の温暖化もまた、何億年にもわたる生態系をこわす。自然による人への復讐は近いのではないだろうか。
 
 あす9/4日曜日午後1時半より、生物多様性とくしま会議のタウンミーティングが開催されます。興味ある方はぜひご参加いただきたい。徳島市沖州町のマリンホールで。その代表の徳島大学大学院の教授、鎌田磨人さん、部会長の朝波さんをおむかえして「3Bの鉛筆」にておはなしいただきました。

 このタウンミーティングでは、徳島のNPO18団体が集合し一年間かけて意見を交換したものを提案し、同時に、参加いただくみなさんに、とくしまのひとやみじかないきもの、固有な文化についての意見をうかがうもので、8/27の上勝をかわぎりに10/22まで県内各地で催される予定です。
http://www.aicon-tokushima.co.jp/tm02/index.php?FrontPage
http://tokushima-kaigi.aicon-tokushima.co.jp/index.php?TM
 
 音楽は、マーラー交響曲第5番より第4楽章「アダージョ」バーンスタイン、ウイーンフィル、「イノセント」フランコマンニーノ、パスクワリーノデサンテスです。

 オープニングとエンディングは、ユア・ソング・イズ・グッドの「OUR LIFE」。カンノヨウコ「AI戦隊タチコマンズ」。人に行動をおこさせるものが真実だ。道に落ちているお金でなく、這っている昆虫が真実なのだ(養老孟司曖昧引用)。東日本大震災の今、日々の生活をたしかめてみませんか。
 
 音楽ファッション政治経済趣味雑学の、メルトダウン。おとなのクールでホットで上質な?会話がたのしいエフエムビザン79.1メガ、土曜日午後8-9時の「3Bの鉛筆」です。サイマルラジオで全世界配信中。http://www.simulradio.jp/ 放送時間に、四国、B-FMびざんの「放送をきく」をクリックしてください。
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